ただ、一口に『個別指導』とはいっても、
塾によってその内容はさまざまです。
個別指導もまた大きく3つに分けられます。
1:1対1の個別指導
2:1対2の個別指導
3:個別演習型
まず1の1対1の個別指導ですが、
これは家庭教師の延長型です。
常に先生が横にいるわけですから、抜群に質問がしやすい環境です。
ただ、いつも質問ができるというのは、
悪い面もあります。
それは甘えが生じてしまう、ということです。
もちろん、本番のテストに先生は横にはいません。
テストではわからない問題に直面したとき、
ひとりでなんとく解答をひねりださないといけません。
そんな自立心が、1対1だと育ちにくいです。
そのため、個別指導は1対1でやるよりも、
1対2でやっていくほうが効率もよく、
成果が出ると考えます。
1対2の指導形式では、先生1人につき、
生徒が2人となるので、
1人の子の解説をしている間、もう1人の子は問題を解いていきます。
そして問題が解き終わると、解説をしてもらい、
今度はもう1人の子が問題を解いていく、
というパターンになります。
そのため、自分で解いていく力もつき、
そしてまた常に先生が横にいるので、
質問もできやすい環境にもあります。
最後に、個別演習型と呼ばれるものです。
これは1対4〜5のような感じで、
生徒4〜5人がまず問題演習を行います。
先生はそれを巡回指導するというものです。
この場合、問題を解く力がある程度ある、
ということが前提となります。
それに、4〜5人に1人の先生なので、
実質、先生に指導してもらえる時間は、
80分授業とはいっても、20分にも満たないことになってしまいます。
これではなんのための個別指導?
ただ、実際、多くの大手の個別指導塾では、
この残念な形の3のパターンが多いようです。
管理・運営する側としては、とても簡単なやり方ですが、
生徒の立場になってみると、
なんともいい加減なもののような感じがします。
そこで、個別指導のウイングでは、
1対2の個別指導パターンを採用し、
理想の学習塾を追求しています。